今年初の沢登りは八瀬尾川
川辺にある八瀬尾川、鹿児島から30kmほど。
初級レベルだそうです。
クライムマスター曰く、『一度行った沢にリピートするより新しい沢を探してしまうが、八瀬尾川は何度も来るね。』という八瀬尾川、たまに鹿児島山岳連盟が『沢登り講習会』で使います。
スタッフで何度か来ましたが、沢登り講習会ではゾロゾロ大人数だし、山自体初めてという方も参加するので『滝が現れればいかに巻くか』・・・。
でも我々は、登攀を鍛えるために日々訓練してるのです。『滝といえば直登!』ですよ直登。やっぱり。
岩登りとは比べ物にならない浮石と滑る岩。しかし本日は、トップ任せのFIXにアッセンダーなんてしません。
ハーケンとカムを打ち込み、岩登りと同様に沢登りでのトップ&フォロー訓練です。
『ハーケンは落下の衝撃では抜けないように、しかし、できるだけフォローが回収しやすいように向きを考えるんだ。』とお世話になった山岳会の大先輩が言ってました。
忠実に守っています。
今日のメンバー4名。
8時20分入渓。
わたしのポジションはシンガリで、ザイルパートナーは振付師です。
2段滝など超え奥に進むと、以前、滝ツボに落ちた3mほどの小滝が。
『ガバ見っけ♪』と手を突っ込んだら、なんか指先がヌルヌル。なんだろ??とヌルヌルを指で押したりしてたら、いきなりカエルがビョーン!顔めがけて飛んできました。
で落下です orz
今回は恐る恐る手を掛けたらヌルヌルしません。ホッ(-。-;)
リンゴマーク点いたり消えたり
ところで去年末に買い替えた『iPhone 11Pro』。
35mm換算14mmという超広角レンズ、歴代最高の手振れ補正、大容量バッテリー、IP68という強力な防水・・・などこれほど山屋のための iPhone があったでしょうか?
カメラ画質や表現力も『iPhone X』より大幅に向上した11Pro、防水IP68に何の疑いもせず、太ももポケットに入れてじゃぶじゃぶ遡行。
最初は調子よく撮れてました。そのうちぼんやり写真が白飛び掛かってきた。レンズが曇ったのか?指でレンズをこすっても曇りは取れません。
『おかしいな・・・』
しばらくすると、なんだか誤動作が始まり、そしてタピオカレンズの内側が3つともハッキリ曇っています!やっと気付きました。
浸水だと orz
マジか・・・沢登りでIP68規格の電子機器がやられた経験がありません。そのうちリンゴマークが点いたり消えたり orz
クッソー・・・まったく・・・ orz
しかしもう、こうなったものはしょうがない。切り替えが肝心。
八瀬尾川初のエリア
今まで八瀬尾川は一番長く遡行しても、八瀬尾の滝から800mほどの2つ目の林道交差の丸い暗渠までで、そこから先は未体験ゾーン。
今回は、暗渠を超えてさらに遡行。ワクワクします。
初エリアで小滝が現れたので、ちょっとムーブを探っていると皆さんその辺にいません。
待ってーーー!
そしてそろそろ終了に近づくと、『逆くの字』という2段斜滝が現れます。フリーで登れますが、訓練なのでトップ&フォローでロープを捌きます。
2段斜滝を登りしばらく歩くと終了です。
午前の部終了
11時くらいに脱渓。クライムマスターの計画通りで、午前の部終了。
午後は、鴨池クライミングで軽く流します。鴨池はジリジリと太陽が照り付け、先ほどの清涼感が恋しくなります。
山を始めたころ、沢登りを知るまでは霧島尾根歩きにもよく行ってました。
暑さに耐え、熱中症と戦い瀕死になりながら(笑)
沢登りを知ってからは、夏の低山は久しいですね。
iPhone 後日談
どうにかバックアップ採れないかな。
乾燥を待てと公式ページにも書いてありますが、『防水規格で乾燥するのか・・・』と数日放置。
案の定、タピオカレンズの曇りは取れない。
一か八かで起動を試みる。画面は白いがうっすら映ってきた。運よくホーム画面までたどり着いたようなので、すかさずバックアップ。USB接続したので、充電が始まったからか完全に逝ってしまった。
Appleショップ予約して行くと、新しいiPhoneが用意してあった。
免責代金12,980円。
いままでなかなか出番がなかった『あんしん保証パック with applecare services』が役に立ちます。今回知りましたが、SoftBankでは代金がなんと全額PayPayで戻ってくるのです。
山岳保険もいつ何時いるか分からないな・・・とつくづく思う今日この頃でした。