朝早い待ち合わせ
9月28日、午前2時半起床。
九州自動車道の『桜島SA』に午前4時待ち合わせのためです。
3時20分到着、早すぎてまだ暗く人気もないSA辺りをうろちょろしてみます。
比叡山でクライミングできるなら仕事も休みます。
本日メンバーは馴染みの4名。
ヘッドライトの光りとともに『クライムマスター』と『シティガール』がやってきました。サッサと乗り合い、次は『道の駅すえよし』へ。ここで『振付師』と合流。
そして一路、比叡山へ真っ暗な高速を快調に飛ばします。
比叡山 TAカンテ
高速で鹿児島から約3時間30分、朝日を浴びた矢筈岳が見えてきました。
宮崎延岡にある比叡山到着。
シティガール、ここまで来てまさかの車酔い orz
しかし回復が見込めそうと、駐車場から『TAカンテ』へ向かいます。
当初、比叡山は『第1スラブスーパー』の予定でしたが『ルートにスズメ蜂の巣がある』という情報によりTAカンテに急遽変更されたです。
取り付きにつく頃には、車酔いのシティーガールも元気が戻りTAカンテ登攀開始です。
まずはクライムマスターがリード、シティガールがフォローで続く。
次いで、わたくしと振付師が続きます。
1ピッチをわたくしリード、ツルベで登ります。
特に危なっかしいところもなく、快調に高度を上げていきます。
抜けるような青空が広がる比叡山。
途中ルート上に、かるく数トンはあるようなドデカい浮石が絶妙なバランスで乗っている。チョットした何かのきっかけで転がり落ちていきそうな岩。『なんだコイツは・・・』。横目に見ながら無事に1本目終了。
比叡山山頂から一般登山道を下り、次は難易度が上がるという『サマーホリディ』。
比叡山 サマーホリディ
『サマーホリディ』は3ピッチで、1ピッチと2ピッチが厳しいらしい。
TAカンテと同じく、クライムマスターのチーム先行。
わたしらは、順番で1ピッチは振付師がリードを担当。
クライムマスターの苦戦を見て、自分の番でなかったことに少しホッとする。
なかなか痺れるルートです。
2ピッチは、わたくしリード。
ホッとしたことにバチが当たったのか、いきなりハングがメチャメチャ悪い orz
しばらく粘ったが、フリーは諦めヌンチャク掴む。しかし突破できない。
ちょい上にカチが見えるが届かない。
もがくこと5分くらい経ったろうか、『そろそろやばい・・・』と思い始めた。限界が近づきつつもナックルジャムを強引に決め、渾身の力で体を引き上げる。
やった!突破!
こういうのを火事場のバカ力というのだな。
血だらけの右手、よく頑張りました♪
前半でカムを打ち尽くし、Aゼロ2回、テンション1回、敗退とほぼ変わらぬ無残な結果でした orz
クライムマスターの残置カム4番がなければどうなってたことやら。
早速キャメロットUL4番買います。
核心のハングを超えて右に目をやれば『ニードル』がまたやばい!次回の比叡山を誘っているのです。
心地良い帰りの車の中
3ピッチ目はゆるゆるなのに、またもやテンションを入れてしまったわたくし。
核心を超えて気が緩んだようです(笑)
時間が押しているので、いそいそと、再び比叡山山頂から登山道を下ります。
何度もクライミングで危機や刺激を共有すると、人付き合いが上手くできない私でも何とも言えない親近感が生まれてくる。吊り橋効果か?
帰り道中、『戦場から帰ってきた振付師』など比叡山を振り返ったクライミング談義で笑いが絶えない。
エーデルリッド スイフト8.9
『エーデルリッド スイフト8.9』というダイナミックロープ、8.9mmという細身でありながら、『シングル、ダブル、ツイン』の規格3つを全てもつクライミングロープです。
何やらケブラーが編み込んであり、エッジに強い『次世代ロープ』ということで買ってみました。
岩角で擦れ中身が出てきたことも過去にはあったからね。
比叡山で初卸し、ATCガイドとルベルソ両方使用してみましたが、どちらも流れが非常によく、また支点ビレイブロッキングテンションでもビシッと止まる。
1m53gで50mの場合、2.6kgチョットはアプローチで嬉しい。
以前のシングルロープ『マムート インフィニティ9.5』に不満はなかったが、これからの外岩はスイフトの出番が増えそう。
ちなみにスイカ色がスイフトで、青色は『ベアール アイスラインユニコア8.1』
最近のダブルロープは7mm前半もあるらしく技術革新は目覚ましい。
しかし細けりゃいいのか・・・という話で『ビレイデバイスも細身用を用意する必要があるし、同じパートナーばかりとは限らない今のところは8mm前半でとどめるのが無難でしょう』との結論。
エーデルリッド スイフト8.9
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