金峰山金剛岩マルチ訓練
去年の9月から、クライミング鍛錬をずっとしてきた『ドクターF』。
今年3月、岸良海岸の外岩デビューで素晴らしい外岩の刺激を受けテンション上がってます。
岸良クライミングはショートルートなので、登れなくても特に問題ありません。しかしマルチピッチはそうも行きません。
今日は鹿児島本丸である鬼岳を目標とした訓練です。また今まで習ったことの確認も兼ねましょう。
メニューは、金峰山『金剛岩』でマルチのリード&フォローの流れの確認、あとは不動岩に移動しマルチ実践など適当に登ります。
まずは懸垂下降。
現在推奨されるシステムでの構築がスムーズか再確認。
不動岩マルチピッチ実践
マルチピッチ訓練は・・・
リード 支点構築&セルフビレイ、ザイルアップ&ブロッキングビレイ。
フォロー セルフビレイ&リード固定ギア受け渡し、ピッチ終了点でのボディビレイ。
今日はリード固定だが、ツルベも一応練習。
金峰山の『金剛岩』で手順を何度も確認したら、不動岩『センタークラック』へ移動、そして実践です。
本来の終了点でピッチを切り、リード固定、更にカムを使い不動岩の頂上目指して上に抜けます。
マルチが初のドクターF、支点に命を100%預けた足場が無いところでのギアの受け渡し、『いまクライマーが転落したら避けようがないな・・・』という場所でのビレイ、そしてさらに高度が上がっていく未知のゾーンへの体験は、予想以上に気持ちをかき乱し、日頃スムーズなロープも思うように捌けません。
しかし時間は掛かったが、最後までやりきったドクターF。
『腕も足もガクブルだったがど根性で登りました。』
終始笑顔です。
やりきった後、不動岩頂上から望む『開聞岳』と吹上浜の奥に見える『野間岳』は格別だ。
ドクターFが下りてきて言っていた。
不動岩『センタークラック』核心で必死にもがいてたら『その上ガバです!』と『クライムマスターK』。
『やっと突っ込んだら第二関節までしか入らんかった。山のガバって恐ろしい。』
(笑)
本日4月6日、メンバー5名。
わたくし、ずっとロープを捌いていたので皆さん活躍の写真があまり取れてません orz
ドクターFの努力の結果には、私も気分が爽快です。
しかし、もう少し登攀力を鍛え、ロープもスムーズに捌かないとね。