ビレイグローブ
絶対必要なクライミング道具。
ふいに流れはじめたロープを素手で止めようとすれば、激しい摩擦熱によって手のひらと指に火傷を負ってしまう。
また、反射行動により意思とは反対に手を放してしまう。素手でビレイしていたがために落下を止められなかったという事故もあります。
4~5m程度のゆるい懸垂下降では、プルージックなどバックアップを取らないこともままありますが、ビレイグローブだけは装着します。『熱っ!』と手をうっかり離すこともありません。
ビレイグローブは、メーカーによってはハーフフィンガーの商品もあり、また、ビレイグローブとしてハーフフィンガーを紹介している書籍もありますが、JMSCA推薦はフルフィンガー。しかし、絶対!と強くは言ってないので、現在がハーフフィンガーなら、次回買うときはフルフィンガーを買うという程度でいいでしょう。
しかし、山岳会によっては『絶対!フルフィンガー』というとこもありますので、それはそれに習います。
フルフィンガーは確かにロープがさばきにくいですが、予見行動にて、脱着を素早くするのがカッコいいのです。
素材は皮革で、サイズはピッタリ合わせます。指先が余るとロープワークがやり辛いだけでなく、ビレイデバイスに巻き込んだりとイレギュラーの確率が上がります。
女性など手の小さい方は、メトリウスだとSでも指先がだいぶ余る感じ・・・。
できれば試着が望ましい。
とは言っても、鹿児島のような地方ではままなりません。
ホームセンターや工務店の皮グローブでも可。しかし、あくまで可でありクライミングブランド推薦。
生地は厚手より、豚革など薄手の方がロープをさばきやすいですが、消耗が早く穴がすぐ空くので早いペースで買い替えとなります。いずれメーカー品をGETしたいが試着できるまでの代替品として有効。
手首はベルクロで絞められた方がフィットします。
グローブラインナップ
メトリウス
https://www.metoliusclimbing.com/belay_glove.html
ブラックダイヤモンド
http://www.blackdiamondequipment.com/en/climbing-gloves/transition-glove-BD801853_cfg.html
ペツル
https://www.petzl.com/INT/en/Sport/Packs-and-accessories/CORDEX
アルテリア
ペツル
https://www.petzl.com/INT/en/Sport/Packs-and-accessories/CORDEX-PLUS
アルテリア
ベアール
http://www.lostarrow.co.jp/store/g/gBE16040001004/
アウトドアリサーチ
https://www.outdoorresearch.com/us/en/splitter-work-gloves/p/2643641199007
ホームセンターグローブ